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  • Dipl.-Ing. Rohaldy Muluk

朝の食卓(インドネシア編)

1.はじめに 5つの本島を含む大小1000以上の島からな る国。3つの標準時刻帯と100以上の言語が 存在し、様々な文化が入り交じる多様性国 家。それがインドネシアです。その特徴は食 文化にも現れていますが、一点だけインドネ シア全土に共通する点があります。日本と同 様に、米を主食とする点です。本コラムで は、そんなインドネシアの朝食を紹介しま す。


〈インドネシア全図〉


2.ナシ 日本人にも馴染み深い「ナシゴレン」をは じめとして、インドネシアには多くの「ナシ」 料理があります。「ナシ」とは米のこと。実 は、インドネシア人はお米が大好物です。こ こでは、「ナシゴレン」の他に、「ナシウドゥ ッ」と「ナシクニン」を紹介します。 「ナシゴレン」は、インドネシア風チャー ハン。朝食だけではなく、昼食や夕食でも人 気のある料理です。朝食として食べるとき は、目玉焼き、スライスしたキュウリ、トマ ト、クラッカー等を添えます。


〈ナシゴレン〉


日本語にすると読みにくい「ナシウドゥッ」 は、首都ジャカルタを中心に広がった料理 で、ココナツミルクとスパイスによる独特の 風味が特徴です。卵とポテトを混ぜたご飯 を、ソイソースで茶色になるまで炒めた後、 ピーナッツソースをかけて出来上がり。


〈ナシウドゥッ〉


「ナシクニン」には、「黄飯」という意味が あり、インドネシア全土で人気の高い料理で す。ご飯の色は、ウコンやココナツミルクの 色。黄色いご飯を、テンペ1、フライドチキ ン、オムレツ等と一緒に食べます。


〈ナシクニン〉


3.ブブール 日本人にとって米料理で外せないものの一 つが「お粥」ではないでしょうか。「ブブール」 がまさにそれ。インドネシアにもお粥を食べ る習慣があります。朝食で好まれるのは、 「ブブールアヤム」と「ブブールマナド」。「ブ ブールアヤム」は、鶏肉のお粥。地域によっ て様々なトッピングが加えられますが、イン ドネシア全土で食べられている定番メニュー です。「ブブールマナド」は、野菜のお粥。 インドネシア中部のスラウェシ島にある「マ ナド」という街で生まれた料理です。

〈ブブールアヤム〉


〈ブブールマナド〉


4.クトゥパット 「クトゥパット」は、お米を椰子の葉でく るんで炊いたインドネシア版のちまきです。 クトゥパットには、地域によって様々なアレ ンジが加えられます。例えば、ジャカルタで は、野菜にココナッツカレーを加えた「クト ゥパットサユール」、西スマトラでは、野菜 を一切使わずに、タフ2とスパイスを加えた 「クトゥパットタフ」が人気です。


〈クトゥパットサユール〉


1 大豆の発酵食品。 2 豆腐料理。厚揚げに近い。



 


筆者紹介 Mr. Rohaldy Muluk(ロハルディ・ムルック) Global IP SOUTHEAST ASIAインドネシアオフィス (ChapterOne-IP)代表。 1954年パダン(西スマトラ州)生まれ。ベルリン工科大 学卒業。専門は物理・機械。エンジニアとしてドイツで 17年過ごした後、2004年より知的財産分野のキャリアを スタート。2009年インドネシア弁理士試験合格。2013年 よりGIP Unitedsに参加。趣味はスポーツ。 http://gip-asean.com/ http://www.chapterone-ip.com/

Ms. Adika Muluk(アディカ・ムルック) Global IP SOUTHEAST ASIAインドネシアオフィス (ChapterOne-IP)所属。 1992年ベルリン(ドイツ)生まれ。ビナ・ヌサンタラ大 学卒業。専門は物理。2012年より現職。趣味はスポー ツ、読書。


編訳者紹介 木本大介(きもと・だいすけ) 日本弁理士、グローバル・アイピー東京特許業務法人所 属。1977年神奈川県生まれ。2003年上智大学大学院理工 学研究科電気電子工学修了。専門は通信、エレクトロニ クス及びコンピュータソフトウェア。2005年弁理士試験 合格。企業(知財部)3年、特許事務所7年の経験を経 て、2013年7月より現職。趣味はゴルフ。好きな言葉は 「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」。 http://www.giplaw-tokyo.co.jp/jp/