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Writer's pictureDipl.-Ing. Rohaldy Muluk

インドネシア人が旅した日本

1.はじめに 私は、プライベートやビジネスで何度も日 本を訪れています。その度に、日本の町並み ・文化に触れてきました。しかし、日本は私 を飽きさせません。日本には、私を引きつけ る場所がまだまだたくさんあります。一度の 日本滞在では、私の心満たす十分な時間を取 れないのが悩みの種です。 私をここまで引き付ける日本という国は、 多くの点で私の母国インドネシアと異なりま す。特に、「四季」の存在。残念ながらイン ドネシアには「四季」という概念が存在しま せん。そのため、私は、春夏秋冬の日本を全 て堪能したいと思っています。 他にも、日本の魅力的なコンテンツは山ほ どあります。神社、寺院、公園、伝統文化、 景観、風景、そして、近代都市。これらは、 インドネシア人の私にとって、大きなテーマ パークに備えられた一大アトラクションと言 えます。


2.京都 2017年4月、私は休暇を取って、家族と共 に春の日本を訪れました。花見の季節を味わ いたかったからです。この時期は、日本の観 光シーズン。日本のどこの観光スポットに言 っても、多くの観光客で賑わっていました。 はじめに訪れたのは京都。京都の桜を眺め たかったのです。京都に行ってみると、あち こちに桜並木が。特別な桜スポットを探す必 要はありませんでした。街全体が私たちに花 見を味あわせてくれたのです。

【写真1】京桜

稲荷大社の赤社には驚きました。数々の社を くぐる「ハイキング」はとても印象的な体験 でした。 祇園では、着物を来た女性がたくさんいま した。インドネシアでは着物のような服装に 出会うことはないので、その艶やかさに目を 奪われました。多くの女性観光客が着物をレ ンタルして街を歩いていました。 日本の女性と言えば、「ゲイシャ」にも会 いました。そこは、多くの日本の伝統的なレ ストランが立ち並ぶ子路。通り沿いの建物は 京都の歴史文化遺産にも触れました。伏見

写真2】伏見稲荷

木製2階建ての建物でした。そこで、幸運に も、花魁をつけたゲイシャに会うことができ ました。話には聞いていましたが、本当に顔 を真っ白にしているのだと驚きました。


3.白川郷 京都の次に向かったのは、ユネスコの世界 遺産に選ばれた白川郷。伝統的な日本家屋を この目で見るためです。道中、牧歌的な日本 の風景を見ることができました。京都とはま た違った趣を感じました。ユニークな合掌造 りの集落は、是非インドネシアの友人に勧め たいと思います。次の機会があれば、もう一 度白川郷に戻ってきたいと思いました。

4.むすび 東京や大阪はビジネスで何度か訪問してい たので、今回は、より日本を味わえるプラン を立てました。そして、日本での体験の記憶 が冷めやらぬ間に、早速次の日本旅行の話を 家族としています。まだ知らない日本を探す 旅をこれからも続けていきたいと思います。

写真3】京都の町を歩くゲイシャ



【写真4】白川郷の日本家屋


 


著者紹介 Mr. Rohaldy Muluk(ロハルディ・ムルック) Chapter One IP代表。1954年パダン西スマトラ州生ま れ。ベルリン工科大学卒業。専門は物理・機械。エンジ ニアとしてドイツで17年過ごした後、2004年より知的財 産分野のキャリアをスタート。2009年コンサルタント試 験 合 格。 趣 味 は ス ポ ー ツ。http://www.chapterone-ip. com/


編訳者紹介 木本 大介(きもと・だいすけ) 日本弁理士、GIP東京所属。1977年神奈川県生まれ。専 門は通信、電気、ソフトウェア。2005年弁理士試験合 格。企業知財部年、特許事務所年の経験を経て2013年月 より現職。モットーは、「正しいモノより楽しいモノ を」。http://www.giplaw-tokyo.co.jp/jp/

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